魔(ま)が差(さ)・す
悪魔が心に入りこんだように、一瞬判断や行動を誤る。出来心を起こす。「—・して人の財布に手をのばしてしまう」
ま‐きゅう【魔球】
球技で、相手を惑わせる特別な変化球。
ま‐きょう【魔境】
1 悪魔や魔物の住む世界。魔界。 2 どんな危険がひそむかわからない人跡まれな地域。「神秘の—を探る」 3 遊里や賭博(とばく)場など、人を誘惑して逃れられなくさせる場所。魔窟(まくつ)。「歓楽...
ま‐きょう【魔鏡】
光を当てて反射光を壁に投影すると、像や模様が陰影となって現れる金属鏡。薄く作った鏡の裏面に模様を鋳込んで表面(鏡面)を磨くと、鏡面に微細な凹凸が生じて反射光に明暗の差を作り出す仕組み。
ま‐くつ【魔窟】
1 悪魔の住んでいる場所。魔境。 2 悪事を働く人間の集まる場所、特に売春や麻薬売買などの行われる場所。
ま‐ぐん【魔軍】
悪魔の軍勢。仏道を妨げる一切の悪事のたとえにいう。
ま‐しゅ【魔手】
悪魔の手。心を惑わしたり危害を加えたりして人を破滅に導く手段をたとえていった語。「殺人鬼の—がのびる」
ま‐しょ【魔所/魔処】
1 魔物が住むと考えられた所。山城の鞍馬(くらま)の僧正谷、大和の大峰などが有名。 2 災害や凶事などがしばしば起こる場所。
ま‐しょう【魔性】
悪魔のような、人を惑わす性質。また、それをもっていること。「—の者」
ま‐しょう【魔障】
仏語。仏道の修行の妨げをなすもの。また、悪魔。