うお‐しま【魚島】
瀬戸内海中央部、備後灘(びんごなだ)と燧灘(ひうちなだ)とを境する島。愛媛県越智(おち)郡上島(かみじま)町に属する。
うお‐じま【魚島】
春に、魚が産卵のため陸地近くへ押し寄せ、小島のように見える現象。また瀬戸内海で、八十八夜の前後、鯛が盛んにとれる時期。魚島時(うおじまどき)。《季 春》「—の大鯛得たり旅路きて/秋桜子」
うお‐じょうゆ【魚醤油】
魚を塩漬けにして出た汁。調味料とする。しょっつる・いかなご醤油・いわし醤油などの類。原産はスペインであるが、現在は東南アジアで多く使われており、ベトナムのニョクマム、タイのナンプラー、フィリピン...
うお‐じらみ【魚虱】
ウオジラミ目の甲殻類の総称。体長4〜15ミリ、楕円形の頭胸甲と短い尾をもつ。海産の魚類の体表に寄生する。
うお‐すき【魚鋤】
魚介類を味つけしただし汁で煮ながら食べる鍋(なべ)料理。沖すき。
うおせっぽう【魚説法】
狂言「魚説経」の和泉(いずみ)流における名称。
うおぜっきょう【魚説経】
狂言。大蔵流。和泉(いずみ)流は「魚説法」。漁師上がりの新参の僧が、説経を引き受けたができないので、魚の名をつづり合わせた説経をする。
うお‐たか【魚鷹】
ミサゴの別名。形がタカに似て、魚を好んで食べるのでいう。
うお‐だな【魚店】
さかな屋。また、魚市。
うおつき‐りん【魚付(き)林】
保安林の一。魚類の繁殖と保護を目的に、伐採を制限または禁止している岸近くの森林。木につく虫・微生物が水中に入ってえさとなり、また水面上に大きな影を落とし、魚類の好む暗所をつくる。うおつきばやし。