あい‐なめ【鮎魚女/鮎並】
カサゴ目アイナメ科の海水魚。全長約40センチ。体側に5本の側線がある。岩礁域に多く、体色は黄褐色から紫褐色まで場所によって変わる。北海道以南に分布。煮物・焼き物にする。あぶらこ。あぶらめ。《季 ...
あくい‐がわ【鮎喰川】
徳島県中東部を流れる川。吉野川の一支流。剣(つるぎ)山地の川井峠(標高約740メートル)付近に源を発して東北流し、徳島市北部で吉野川に合流する。長さ49キロ。上流は剣山地を蛇行し、中流は渓谷をつ...
あゆ【鮎/年魚/香魚】
サケ目アユ科の淡水魚。全長20〜30センチ。体は細長く紡錘形で、脂びれをもつ。背側は緑褐色、腹部は銀白色、胸びれ上方に黄金色の斑紋がある。秋、川の中流域で産卵。稚魚は海へ下って越冬し、春、川を上...
あゆ【鮎】
丹羽文雄の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は昭和7年(1932)、「文芸春秋」誌に発表。作品集は昭和10年(1935)刊。
あゆかけ‐ばり【鮎掛け鉤】
鮎の掛け釣り(転がし)に用いるはり。錨(いかり)のような形で、えさはつけずに水中を引き回して鮎をひっかける。
あゆかわ【鮎川】
姓氏の一。 [補説]「鮎川」姓の人物鮎川義介(あゆかわぎすけ)鮎川哲也(あゆかわてつや)鮎川信夫(あゆかわのぶお)
あゆかわ‐ぎすけ【鮎川義介】
⇒あいかわよしすけ
あゆ‐くみ【鮎汲み】
春、海で育った若鮎が川をさかのぼってくるのを網などですくってとること。《季 春》「—や喜撰が岳に雲かかる/几董」
あゆ‐こ【鮎子】
鮎の愛称。また、鮎の幼魚ともいう。若鮎。「春されば我家(わぎへ)の里の川門には—さ走る」〈万・八五九〉
あゆ‐ずし【鮎鮨】
開いて酢でしめた鮎をすし飯の上にのせた姿ずし。また、鮎の腹を裂いて塩をし、酢につけて飯を詰め、押しをかけたすし。《季 夏》