あぎ‐と【顎門/顎/鰓】
1 あご。おとがい。「毒竜の—に噛まれるもの」〈芥川・地獄変〉 2 (鰓)魚のえら。
うみ‐えら【海鰓】
ウミエラ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海の砂泥底に直立し、全長約20センチ。左右に葉状体がえら状に並ぶ。黄白または淡桃色。
えら【鰓/腮/顋】
1 水中にすむ動物の呼吸器官。魚類のものは、ふつう櫛(くし)の歯のような鰓弁(さいべん)に毛細血管が分布し、これに触れる水から酸素をとり、二酸化炭素を出す。 2 人のあごの骨の左右に角をなす部分...
がい‐さい【外鰓】
両生類や肺魚などの幼生の呼吸器官で、頭部の両側から突出する羽毛状のえら。多くの種では成長につれて退化・消失する。そとえら。⇔内鰓。
しょ‐さい【書鰓】
カブトガニにみられる呼吸器官。薄い鰓(えら)が百数十枚ほど重なっており、書物のように見える。鰓書(さいしょ・えらしょ)。
ない‐さい【内鰓】
魚などの呼吸器官で、鰓裂の内側にあって体外に露出していないえら。→外鰓(がいさい)
やなぎ‐うみえら【柳海鰓】
花虫綱ヤナギウミエラ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海の砂泥底に直立し、長さ30〜40センチ。橙色の角質の太い骨軸があり、上部にシダのように葉片が並ぶ。骨軸をステッキ・箸(はし)などに利用。うみや...