つゆ‐むし【露虫】
キリギリス科の昆虫。体長約2センチ。体は緑色で細長く、黄褐色の長い触角をもつ。雌の産卵管は鎌状で上に反る。夏から秋に草の上で、雄はツツツジィージィーと鳴く。灯火にもやってくる。
てい【啼】
[音]テイ(漢) [訓]なく 1 涙を流して泣く。「啼泣/悲啼」 2 鳥や獣などが鳴く。「啼鳥」
てい‐ちょう【啼鳥】
鳴く鳥。さえずる鳥。また、鳥の鳴き声。「落花—の情けも心に浮ばぬ」〈漱石・草枕〉
と
1 (打消しの助動詞「ぬ」のあとに付いて)…しない前。…しないうち。「我が背子を莫越(なこし)の山の呼子鳥(よぶこどり)君呼び返せ夜のふけぬ—に」〈万・一八二二〉 2 …する時。「宍串(ししくし...
時(とき)分(わ)か◦ず
季節の区別がない。四季に関係ない。いつの時季でも。「湯の原に鳴く葦田鶴(あしたづ)は我(あ)がごとく妹(いも)に恋ふれや—◦ず鳴く」〈万・九六一〉 「—◦ず降れる雪かと見るまでに垣根もたわに咲け...
とし‐の‐お【年の緒】
年の長く続くことを、緒に見立てていう語。年月。「鶏(とり)が鳴く東男(あづまをとこ)の妻別れ悲しくありけむ—長み」〈万・四三三三〉
とら‐つぐみ【虎鶫】
ヒタキ科トラツグミ属の鳥。全長約30センチ。全体に黄褐色に黒斑がある。暗い森の中にすみ、夜、ヒーヒョーと笛を吹くような寂しい声で鳴く。アジア・ニューギニアに分布。日本では漂鳥。ぬえどり。ぬえ。《...
とり‐が‐なく【鶏が鳴く】
[枕]地名「東(あづま)」にかかる。東国の言葉が鳥のさえずりのようにわかりにくいからとも、鶏が鳴くと東から夜が明けるからともいう。「—東をさして」〈万・四一三一〉
な【己/汝】
[代] 1 一人称の人代名詞。わたくし。自分。「常世辺(とこよへ)に住むべきものを剣大刀—が心からおそやこの君」〈万・一七四一〉 2 二人称の人代名詞。あなた。おまえ。なんじ。「千鳥鳴く佐保の川...
ナイチンゲール【nightingale】
ヒタキ科の鳥。全長16センチくらい。背面は暗灰褐色で腹は白い。早朝・夕方や月明かりの夜などによく鳴く。ヨーロッパに分布し、春の鳥として知られる。さよなきどり。よなきうぐいす。よるうぐいす。