とび‐はちじょう【鳶八丈】
《もと八丈島で産したところから》鳶色の地に、黄または黒の格子縞のある絹織物。無地のものもある。鳶紬(とびつむぎ)。
鳶(とび)も居(い)ずまいから鷹(たか)に見(み)える
いやしい者でも、立ち居振る舞いが正しければ、上品に見えることのたとえ。
とんび【鳶】
1 「とび(鳶)1」に同じ。 2 用もなくうろつく者。また、通りがかりに店先や門口のものを盗む、こそ泥。「廊下—」 3 「鳶ガッパ」の略。《季 冬》
とんび‐あし【鳶足】
正座の形から折った両足を開いてその間に尻を落とすすわり方。
とんび‐ガッパ【鳶ガッパ】
男子の和服用防寒外套(がいとう)。インバネスの変形したもので、幅広の袖で、身頃(みごろ)にゆったりとしたケープがつく。二重回し。
とんび‐だこ【鳶凧】
1 鳶が羽を広げた形に作った凧。 2 《1の動きがふらふらしているところから》人をののしっていう語。「—め、うるさいは」〈伎・助六〉
鳶(とんび)に油揚(あぶらあ)げをさらわれる
ふいに横合いから大事な物を奪われることのたとえ。