さい‐かく【犀角】
サイの角(つの)。漢方で、粉状にして解熱・鎮静・解毒薬に用いる。黒色と白色とがあり、黒色のものを烏犀角(うさいかく)と称して珍重した。
ささ‐きり【笹螽蟖】
キリギリス科の昆虫。体色は緑色または褐色で、前翅(まえばね)などに黒色部がある。林縁の笹の葉上にすみ、雄は日中ジリジリジリと鳴く。北海道を除く各地に分布。《季 秋》
ささ‐ぐも【笹蜘蛛】
ササグモ科のクモ。体長約1センチ。黄緑色で背面に赤・白・黒色の模様がある。草の間を歩きまわり、跳び上がって虫を捕らえる。
ささら‐だに【簓蜱】
ササラダニ亜目のダニの総称。黒褐色ないしは黒色をしたものが多く、堅い表皮に覆われ、一見微小な甲虫を思わせる。土壌表層やコケの中にすみ、落ち葉や枯れ枝などを食う。
さし‐ばえ【刺蠅】
双翅(そうし)目サシバエ科の昆虫の総称。小形のハエで、灰黒色、背に黒色の条紋がある。口は針状。牛馬に集まり吸血する。《季 夏》
さなえ‐とんぼ【早苗蜻蛉】
1 トンボ目サナエトンボ科の昆虫。体は小形で、田植えのころに出現する。《季 夏》 2 サナエトンボ科の昆虫の総称。一般に中形で、黒色の地に黄色紋がある。サナエトンボ・ウチワヤンマなど。
さぬき‐がん【讃岐岩】
讃岐地方に産する古銅輝石安山岩。黒色、緻密(ちみつ)で硬く、たたくと澄んだ音がするのでかんかん石ともいう。サヌカイト。
サフォーク【Suffolk】
羊の品種。イギリス、サフォーク州原産の肉用種。雌雄とも無角で、頭部と四肢の下部が黒色。
さんか‐クロム【酸化クロム】
クロムと酸素の化合物。ふつう酸化第二クロムCr2O3をいう。緑色の粉末で、ガラス・陶器の着色剤に使用。酸化第一クロムCrOは黒色の粉末、三酸化クロムCrO3は赤色の針状結晶。
さんか‐コバルト【酸化コバルト】
コバルトの酸化物。酸化コバルト(Ⅱ)CoOは青緑色の粉末。等軸晶系。水素、炭素とともに加熱すると金属コバルトに還元される。磁性材料の原料、磁器やガラスの着色剤に用いる。酸化二コバルト(Ⅲ)コバル...