むかし‐とんぼ【昔蜻蛉】
トンボ目ムカシトンボ科の昆虫。日本特産。体長約5センチ。体は黒色で黄斑があり、前翅(まえばね)と後ろ翅は同形で、原始的な形を残す。幼虫は山間の渓流にすむ。
むくろ‐じ【無患子】
ムクロジ科の落葉高木。本州中部以西の山地に自生。高さ15メートル以上になる。葉は細長い小葉からなる羽状複葉。夏、雌花と雄花とが円錐状につく。実は球形で黄褐色に熟し、中の種子は黒色で堅く、羽根つき...
むしかり
レンプクソウ科の落葉小高木。山地に生え、葉は大形の円形で先がとがる。4、5月ごろ、白い小花が集まって咲き、周辺に装飾花がある。実は丸く、赤く熟してから黒色に変わる。おおかめのき。
めくら‐あぶ【盲虻】
アブ科の昆虫。牛馬を襲い、血を吸うアブ。体は黒色で、翅(はね)に大きい黒紋が1個あり、腹部に黄色紋がある。
めじな【目仁奈/眼仁奈】
スズキ目メジナ科の海水魚。全長約50センチ。体は楕円形で側扁する。体色は紫黒色。北海道以南の沿岸の岩礁にすみ、海藻や小動物を食う。磯釣りの対象。食用。グレ。
メラニン【melanin】
動物の皮膚や毛、目の結膜などに存在する黒色の色素。チロシンを基にして生成される。皮膚では過剰な光の吸収に役立ち、紫外線を遮る働きをし、直射日光にさらされると生成量が増える。メラニン色素。
メラノサイト【melanocyte】
メラニンを産生する細胞。特に哺乳類・鳥類の黒色素胞(こくしきそほう)をいう。
メラノフォア【melanophore】
⇒黒色素胞
メラノーマ【melanoma】
⇒悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)
めんがた‐すずめ【面形天蛾】
スズメガ科のガ。翅(はね)の開張約10センチ。前翅は黒褐色、後ろ翅は黄色の地に2本の黒帯がある。胸部背面に円形の線や2個の黒色紋があって人面を思わせる。暖地に多く、幼虫はゴマなどの害虫。