くろ‐こうじきん【黒麹菌】
黒褐色の胞子をつくる麹菌の総称。沖縄・鹿児島・伊豆諸島などで泡盛や芋焼酎などの製造に用いられる。→白麹菌 →黄麹菌 [補説]発酵の過程で大量のクエン酸を生成し、これが雑菌の増殖を抑えるため、暖地...
くろ‐こげ【黒焦げ】
焼けて黒くこげること。また、そのもの。「—になったパン」
くろ‐こしょう【黒胡椒】
香辛料の一。完熟する前のコショウの実を皮のついたまま乾燥させたもの。また、その粉末。色が黒く、辛みが強くて香りが高い。ブラックペッパー。
くろ‐こま【黒駒】
毛色の黒い馬。特に、甲斐(かい)国黒駒のあたりから産したという黒い馬。「妹(いも)が家に早く至らむ歩(あゆ)め—」〈万・一二七一〉
くろ‐ご【黒衣/黒子】
《「くろこ」とも》 1 歌舞伎で、俳優の演技や舞台進行の介添えをする人が着る黒い衣装。また、その人。人形浄瑠璃では、人形遣いが着る黒い衣装。くろんぼう。黒具(くろぐ)。 2 表に出ないで物事を処...
くろ‐ごうし【黒格子】
1 黒く塗った格子。 2 《格子を黒く塗ったところから》近世、大坂天王寺近辺にあった市子(いちこ)・口寄せの家。また、そこの住人。
くろ‐ごま【黒胡麻】
1 ゴマの品種の一。種皮が黒色のゴマ。 2 《形が1に似ているところから》読点「ヽ」のこと。くろごま点。
くろ‐ごめ【黒米】
1 精白してない米。玄米。 2 種皮にアントシアニンが含まれるため、黒紫色をなす米。紫黒米(しこくまい)。紫米(むらさきまい)。
くろ‐さい【黒犀】
サイ科の哺乳類。アフリカにすむ二角サイの一種。体長3.75メートル、体高1.5メートルに達する。体色は灰褐色ないし灰色で、名はシロサイに対してつけられたもの。口先がとがり、主にマメ科植物を食べる。
くろ‐さぎ【黒鷺】
サギ科の鳥。全長63センチくらいの全身黒色のサギ。白色のものもある。アジアの東・南部からオーストラリアまでの太平洋岸に分布。日本では本州以南の海岸に多い。