くろ‐ぼたん【黒牡丹】
1 牡丹で、花が黒みがかった紫色のもの。 2 《中国、唐の富豪の劉訓が牡丹観賞に人を招いたときに、門に水牛を多くつないでおいたところ、人々がそれをさして、「劉氏の黒牡丹だ」と称したという故事から...
くろ‐ぼね【黒骨】
《「くろほね」とも》扇や中啓(ちゅうけい)などの黒く塗った骨。また、障子などの黒く塗った桟。
くろぼ‐びょう【黒穂病】
黒穂菌が寄生して生ずる植物の病害。病斑を作り、黒色の粉が充満する。稲・麦・トウモロコシ・ネギなどに多くみられる。
くろ‐まきえ【黒蒔絵】
金粉・銀粉などを使わないで、蝋色漆(ろいろうるし)で絵模様を表した蒔絵。黒蝋色(くろろいろ)蒔絵。
くろ‐まく【黒幕】
1 黒い色の幕。特に、歌舞伎で、場面の変わり目に舞台を隠したり、道具の奥に掛けて背景代わりにしたりする黒木綿の幕。 2 表面には出ないで、指図をしたり、はかりごとをめぐらしたりする者。「政界の—」
くろ‐まぐろ【黒鮪】
サバ科の海水魚。全長約3メートル、体重約300キロ。背面は青黒色、腹面は銀白色。世界の温・熱帯海域に広く分布し、日本近海のマグロ類では最も多い。刺身やすし種として好まれる。幼魚を「めじ」「よこわ...
くろ‐まじゅつ【黒魔術】
邪悪な意図のために行う魔術。妖術。幻術。
くろま・す【黒ます】
[動サ四] 1 黒くする。「女房、宮司など、皆いと—・したり」〈栄花・玉の飾り〉 2 ごまかす。紛らわしくする。だます。「猶しも声を—・して」〈浄・朝顔話〉
くろ‐まだら【黒斑】
黒色のまだら。くろぶち。
くろ‐まつ【黒松】
マツ科の常緑高木。東北から九州の海岸近くに生え、樹皮は黒褐色で、亀甲状の裂け目がある。葉は2枚ずつ対につき、針状で堅い。4月ごろ、雌花と雄花とをつける。材は建築や土木に、樹脂は燃料や香料に用いら...