しら‐すり【白磨り】
白くみがくこと。「三十六差いたる—の銀筈(しろがねはず)の大中黒の矢に」〈太平記・六〉
しらたき【白滝】
北海道紋別郡遠軽(えんがる)町の地名。日本最大級の黒曜石の産地として古くから知られる。湧別川の両岸に旧石器時代の遺跡が残る。
しら‐は【白歯】
1 白い歯。 2 《昔、歯を黒く染めた既婚の女性に対して》未婚の女性。処女。「—で家に居るではなし、余故(よそ)へ縁附いていた所で」〈紅葉・二人女房〉
しら‐はえ【白南風】
梅雨が明ける6月末ごろから吹く南風。しろはえ。《季 夏》→黒南風(くろはえ)
しらまき‐ゆみ【白巻弓】
黒塗りの弓に白い籐(とう)を巻いたもの。流鏑馬(やぶさめ)に用いる。しらまゆみ。
しりあげ‐むし【挙尾虫】
1 シリアゲムシ科の昆虫。体は黄褐色で翅(はね)の端に黒色紋がある。山地に普通にみられる。 2 シリアゲムシ目シリアゲムシ科の昆虫の総称。翅は4枚同形で細長い。雄は尾端にはさみをもち、サソリのよ...
しりけん‐いもり【尻剣井守】
有尾目イモリ科の両生類。全長11〜14センチ。背の正中線の隆起が著しく、尾も側扁して長く、剣の形に似る。背は暗褐色、腹は黄・橙または赤色の地に黒斑がある。奄美(あまみ)大島・沖縄島・渡嘉敷(とか...
シルエット【(フランス)silhouette】
《極端な倹約策を行った18世紀のフランスの蔵相Silhouetteの名からという》 1 横顔などの輪郭を描いて、中を黒く塗りつぶした絵。影絵。 2 後方から光が当たって浮かび上がった風景や人物な...
シルク‐ハット【silk hat】
男子の礼装用帽子。頂が平らな円筒形の帽子で、両端がやや反り上がった狭い縁がつく。絹仕上げでつやがあり、黒色が正式。トップハット。
しれ‐じれ【痴れ痴れ】
[副]《「しれしれ」とも》いかにもとぼけているさま。また、おろかにみえるさま。「須藤は—笑って居る」〈蘆花・黒潮〉