あさぎ‐わん【浅葱椀】
黒漆塗りの上に、浅葱色の漆で花鳥を描いた椀。あさぎごき。
あさ‐ぐつ【浅沓/浅履】
公卿(くぎょう)や殿上人(てんじょうびと)などが用いた浅い沓。多くは桐(きり)製黒漆塗りで皮革製もあった。内部に布を張り、足の甲の部分に絹製の綿入れを入れた。→深沓(ふかぐつ)
あさ‐ぐろ・い【浅黒い】
[形][文]あさぐろ・し[ク]薄黒い。特に、皮膚の色が少し褐色を帯びている。「日焼けした—・い肌」 [派生]あさぐろさ[名]
あさ‐の‐み【麻の実】
麻の果実。黒色で丸く、かみつぶすとよい香りと辛みがある。七味唐辛子に入れる。苧(お)の実。《季 秋》「—を身近きものの如く見る/夜半」
あさひ‐ひょうもん【旭豹紋蝶】
タテハチョウ科のチョウ。開張35ミリくらいで、翅(はね)の表面は黄褐色の地に黒褐色の斑紋がある。極地性で、日本では大雪山群の高山帯に分布。幼虫はキバナシャクナゲを食べる。天然記念物。
あさ‐まだき【朝まだき】
夜の明けきらないころ。早朝。「—より怒鳴り立つるに」〈柳浪・黒蜥蜴〉
あし‐げ【葦毛】
馬の毛色の名。栗毛(くりげ)・青毛・鹿毛(かげ)の毛色に、年齢につれて白い毛がまじってくるもの。白葦毛・黒葦毛・連銭(れんぜん)葦毛などに分ける。
アジア【Asia】
六大州の一。ユーラシア大陸の東部と中部、および付近の島々からなる。ウラル山脈・カスピ海・カフカス山脈・黒海・ボスポラス海峡を結ぶ線でヨーロッパと画され、スエズ地峡でアフリカと接する。世界陸地の約...
アジアンタム【adiantum】
イノモトソウ科ホウライシダ属のシダの総称。熱帯から温帯にかけて分布。観葉植物とし、園芸品には南アメリカ原産のものが多い。葉柄は紫褐色または黒色で堅く、つやがあり、葉は薄く、縁が反り返る。
あじ‐いし【庵治石】
香川県高松市庵治町で産出する石。黒雲母(くろうんも)のまざった青灰色の花崗岩(かこうがん)で、高級な墓石などに使用。