き‐べつ【亀鼈】
カメとスッポン。カメの類。
ぎょ‐べつ【魚鼈】
魚とスッポン。また、水産動物の総称。「草木を生ずる事なく、—を育すべき道なし」〈風来六部集・放屁論後編〉
げつ‐べつ【月鼈】
月とすっぽん。二つのものの優劣の差がはなはだしいことのたとえ。雲泥(うんでい)。「—雲泥、天地の相違」〈鏡花・高野聖〉
すっぽん【鼈】
1 カメ目スッポン科の爬虫(はちゅう)類。淡水産のカメで甲長約35センチ。甲はほぼ円形で軟らかく、暗青灰色。くびが長く、吻(ふん)部は管状。あごの力が強く、よくかみつく。北海道を除く日本各地、朝...
た‐がめ【田鼈/水爬虫】
半翅(はんし)目タガメ科の昆虫。水田や沼にすみ、体長6センチくらい。体は長卵形で扁平、暗黄褐色。鎌状の前脚で他の昆虫や魚・カエルなどを捕らえて体液を吸う。かっぱむし。こうやひじり。どんがめ。《季 夏》
月(つき)と鼈(すっぽん)
月もスッポンも同じように丸いが、比較にならないほどその違いは大きいこと。二つのものがひどく違っていることのたとえ。提灯(ちょうちん)に釣鐘。
とち‐かがみ【水鼈】
トチカガミ科の多年草。湖沼に生え、葉は円形でつやがあり、裏面に空気の入った袋があって水面に浮かぶ。秋、白い花びらを3枚もつ雄花と雌花とが咲く。名は葉をとち(スッポン)の鏡にたとえたもの。どうがめ...
ひざら‐がい【火皿貝/石鼈/膝皿貝】
1 多板綱の軟体動物の総称。体は小判形で、背面中央に8枚の殻が縦に並び、周縁は固い肉帯で覆われる。目・触角はない。すべて海産で、沿岸の岩礁上に付着する。じいがせ。 2 多板綱の一種。潮間帯の岩礁...
べつ【鼈】
スッポンのこと。