にほん‐ぼう【二本棒】
1 子供が左右の鼻の穴からたらしている鼻汁。 2 間の抜けた人、また、甘い男をあざけっていう語。「己はお前の考えてるような—じゃないよ」〈漱石・明暗〉 3 編み物に用いる、二本で一組みになった編...
はな‐がみ【鼻紙/花紙】
鼻汁をかんだりするときなどに用いる薄い紙。ちり紙。ふところ紙。
はな‐くそ【鼻糞/鼻屎】
鼻孔の中で鼻汁がほこりとまざって黒く固まったもの。「—をほじる」
はな‐すすり【洟啜り】
1 鼻汁をすすること。 2 鼻汁をすすりながら泣くこと。すすり泣き。「女達は、もう—をしながら」〈左千夫・野菊の墓〉
はな‐ぢょうちん【洟提灯】
寝ぼけた時などに、鼻汁が風船状にふくらんで鼻から出たものを提灯に見立てた言葉。
はな‐みず【鼻水】
水っぽい鼻汁。みずばな。
び‐ろう【鼻漏】
鼻汁。鼻水。「水様性—」
ふくびくう‐えん【副鼻腔炎】
《「ふくびこうえん」とも》鼻の奥や副鼻腔などに起きる炎症。悪臭のある鼻汁や鼻詰まり、頭痛・発熱などの症状がみられる。慢性のものを蓄膿症ともいう。
まんせい‐ふくびくうえん【慢性副鼻腔炎】
《「まんせいふくびこうえん」とも》鼻の周囲に広がる副鼻腔という空洞に起こる慢性の炎症で、症状が3か月以上続くものをいう。主な症状は、鼻汁・鼻づまり・頭重感・嗅覚障害など。俗に、蓄膿症と呼ばれる。...
みずっ‐ぱな【水っ洟】
水のように薄い鼻汁。みずばな。「—をすすりあげる」《季 冬》