あたり‐め【当(た)りめ】
「鯣(するめ)」の忌み詞。「する」を嫌っていう。
あたり‐もの【当(た)り物】
1 思いどおりになったもの。成功した催しなどをいう。 2 (「中り物」とも書く)食べて中毒を起こしたもの。
あたり‐や【当(た)り屋】
1 運がよくて人気を得た人や、大もうけをした店。 2 野球で、よくヒットの出るバッター。 3 故意に走行中の自動車などにぶつかって、治療費や補償金をゆすり取る者。 4 理髪店をいう忌み詞。ひげを...
あたり‐やく【当(た)り役】
ある俳優が特に評判を取った役。
当(あ)たりを付(つ)・ける
見当を付ける。「—・てから取り組む」
当(あ)たりを取(と)・る
1 興業・商売などで、企画したことが好評を得て成功する。「人情喜劇で—・る」 2 およその見当をつける。「お熊が亭主といふことは、—・って置いたのだ」〈伎・灯籠菊桐〉
辺(あた)りを払(はら)・う
1 他の者を近くに寄せつけない。「—・って密談する」 2 そばに寄りつけないほど堂々としている。また、威勢がある。「—・う威容」
あた・る【当(た)る/中る】
[動ラ五(四)] 1 物事や人が直面、接触する。 ㋐動いて来たものがぶつかる。また、動きのあるものが触れる。「ボールが顔に—・る」「雨がフロントガラスに—・る」 ㋑断続的に触れる。さわる。「堅い...
当(あ)たるも八卦(はっけ)当(あ)たらぬも八卦(はっけ)
占いは当たる場合もあれば、当たらない場合もあるということ。→八卦
当(あ)たるを幸(さいわ)い
手に当たるのを幸いに。手当たりしだいに。「—なぎ倒す」