ちり‐の‐み【塵の身】
1 塵のようにつまらない身。「風の上にありか定めぬ—は行方も知らずなりぬべらなり」〈古今・雑下〉 2 俗世間にけがれた身。「立つやあだなる—は」〈謡・玉葛〉
ちり‐ばな【散(り)花】
1 散った花。落花。 2 花は咲くが実を結ばない花。むだ花。あだ花。
ちょうしょ【調書】
《原題、(フランス)Le Procès-verbal》ル=クレジオの処女長編小説。1963年刊。同年のテオフラストルノド賞を受賞。軍隊、もしくは精神病院から脱走した青年アダム=ポロの放浪のビジョ...
チップスせんせいさようなら【チップス先生さようなら】
《原題Good-bye, Mr. Chips》ヒルトンの中編小説。1934年刊。チップスというあだ名のパブリックスクール教師の半生を描く。
チャパラ‐こ【チャパラ湖】
《Lago de Chapala》メキシコ中西部、ハリスコ州にある湖。グアダラハラの南約50キロメートル、標高約1500メートルに位置し、東西に長く延びる。同国最大の湖。北東岸からサンティアゴ川...
ちゅうしんぐら【忠臣蔵】
浄瑠璃・歌舞伎・講談などの一系統で、赤穂義士のあだ討ちを主題としたもの。 「仮名手本忠臣蔵」の通称。
そが‐まつり【曽我祭】
江戸の歌舞伎劇場で、曽我狂言を正月から5月まで継続興行した年に、曽我兄弟のあだ討ちのあった5月28日を中心に行った祭礼行事。文政期(1818〜1830)まで続いた。《季 夏》
つや‐め・く【艶めく】
[動カ五(四)] 1 色つやがある。つやつやして見える。「—・く若葉」 2 色っぽく見える。あだっぽく感じる。「—・いた話」
しり‐くらえ【尻食らへ】
[名・形動ナリ]人の言動などをののしっていう語。または、恩をあだで返し、あとを顧みないこと。また、そのさま。「いかに野郎とて—な仕うちぞかし」〈浮・世間猿〉
すえ‐の‐まつやま【末の松山】
陸奥(みちのく)の古地名。岩手県二戸(にのへ)郡一戸(いちのへ)町にある浪打峠とも、宮城県多賀城市八幡の末の松山八幡宮付近ともいわれる。[歌枕]「きみをおきてあだし心をわがもたば—浪もこえなむ」...