あらい‐ぎぬ【洗い衣】
[名]洗った衣服。 [枕]洗った衣服に取り替える意から、地名の「とりかひがは(取替川・鳥養川)」にかかる。「—取替川の川淀の」〈万・三〇一九〉
あらい‐ぐま【洗熊/浣熊】
食肉目アライグマ科の哺乳類。タヌキに似るが、尾に黒の輪模様がある。木登りがうまく、巣は木の洞につくる。名称は、水辺で食物を探すしぐさが、手を洗う姿に似ることから。南北アメリカの森林地帯に分布。
あらい‐こ【洗い粉】
物の汚れを洗い落とすために使う粉。近世、米ぬかなどが広く用いられ、明治以後は、小麦粉などに石鹸(せっけん)・硼酸(ほうさん)・重曹などを混ぜたものが用いられた。
あらい‐ごい【洗い鯉】
コイの洗い。《季 夏》
あらい‐ざらい【洗い浚い】
[副]残したり隠したりせず、すべてを出すさま。何から何まで全部。残らず。「やったことを—話す」
あらい‐ざらし【洗い晒し】
何度も洗ったため、衣類などの染色が薄れて、白っぽくなること。また、その衣類。「—のジーパン」
あらい‐ざら・す【洗い晒す】
[動サ五(四)]何度も洗って染め色が薄くなる。「—・したTシャツ」
あら‐いし【荒石】
掘り出したり切り出したりしたままで、加工していない石。野面石(のづらいし)。
あらい‐し【新井市】
⇒新井
あらい‐しゅ【洗い朱】
《「あらいじゅ」とも》 1 黄みを帯びた、丹色(にいろ)に近い朱。 2 いくらかの朱をまぜた漆で塗り、刷毛目(はけめ)をつけた漆器。