あん◦なり
[連語]《動詞「あり」の連体形に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「あるなり」の音変化》あるようだ。あるということだ。あなり。「世の中に物語といふものの—◦なるを」〈更級〉
アンナン【安南】
ベトナム中部地方。また、この地に建てられたベトナム人国家の称。唐代に安南都護府が置かれて以来の呼称。
アンナン‐ご【安南語】
⇒ベトナム語
アンナン‐さんみゃく【アンナン山脈】
《Annamese Cordillera》インドシナ半島東部の山脈。ベトナム北部からラオスとの国境を走り、ふたたびベトナム中南部にいたる。全長約1100キロメートル。メコン川に注ぐ支流の源流が多...
アンナン‐とごふ【安南都護府】
中国唐代、ベトナムの北部と中部を統治するために置かれた機関。
アンナン‐やき【安南焼】
安南地方で作られた古陶磁器。赤絵・染め付け・白磁などがある。
あん‐に【暗に】
[副]はっきり口に出さずに、なんとなくにおわせるさま。それとなく。「—辞職を迫る」
案(あん)に落(お)・つ
思ったとおりになる。また、計略にひっかかる。「かく、人の推し量る—・つる事もあらましかば」〈源・藤袴〉
案(あん)に相違(そうい)・する
考えていたことと違う。予想が外れる。案に違(たが)う。「—・して応募者が多かった」
案(あん)に違(たが)・う
「案に相違する」に同じ。「—・わず事はうまくはこんだ」