いとま‐ごい【暇乞い】
[名](スル) 1 別れを告げること。別れの言葉。「故郷に帰りますので—に参りました」 2 ひまをくれるように願い出ること。「主人に—する」
いと‐まさめ【糸柾目】
木材の柾目が、糸のように細くて密なもの。いとまさ。⇔粗柾目(あらまさめ)。
いとま‐ぶみ【暇文】
1 休暇または辞職を願う文書。「太政大臣、—出だして参り給はず」〈宇津保・国譲下〉 2 離縁状。
暇(いとま)申(もう)・す
1 休暇を取りたいとお願い申し上げる。「おほやけには、筑紫の国に湯あみにまからむとて—・して」〈竹取〉 2 別れの言葉を申し上げる。「—・して、さらばよとて」〈謡・安宅〉
いと‐まゆ【糸眉】
糸のように細い眉。鶯眉(うぐいすまゆ)。
いとまる‐がわら【糸丸瓦】
丸瓦のうち、最も細い直径7センチ前後のもの。築地塀(ついじべい)などに用いる。糸丸。
暇(いとま)を取(と)・る
主人や夫に願い出て、主従や夫婦の関係を断ち切る。「—・って郷里に帰る」
暇(いとま)をや・る
使用人などに対し、関係を断つ。ひまをやる。
いとまん【糸満】
沖縄県、沖縄島南西端の市。古くから漁業が盛ん。沖縄戦最後の激戦地で、ひめゆりの塔などの戦跡がある。人口5.7万(2010)。
いとまん‐し【糸満市】
⇒糸満