タプカラ
《アイヌ語》アイヌの伝統的な舞の一。足を力強く踏み鳴らしながら進み、神に感謝を捧げるもの。踏踊(とうぶ)。
コシャマイン‐の‐たたかい【コシャマインの戦い】
康正3年(1457)、北海道渡島半島で、首長コシャマインに率いられたアイヌ諸部族が和人の圧迫に対して起こした戦い。和人によるアイヌ少年殺害を機に蜂起、多くの和人の館を占領したが、まもなく鎮圧され...
どうしゅ‐いしょく【同種移植】
人と人、イヌとイヌなど、同じ種の個体間で組織の一部を移植すること。脊椎動物では移植免疫により拒絶反応が起こる。→同系移植
コロポックル
《アイヌ語。蕗(ふき)の葉の下に住む人の意。「コロボックル」とも》アイヌ伝説に現れる小人の先住人。坪井正五郎がこの伝説を根拠に、コロポックルを日本の石器時代人だとみる仮説を唱えた。
アイヌ‐みんぞくはくぶつかん【アイヌ民族博物館】
北海道白老郡白老町のポロト湖畔にある、アイヌ文化の保存・研究・紹介などのための博物館。昭和59年(1984)開設。資料を展示する本館のほか、家並みを再現した野外展示場がある。ポロトコタン(アイヌ...
ユーカラ
《アイヌ語で、詞曲の意》アイヌに口承されてきた叙事詩。棒で拍子をとり、節をつけて語る。狭義には、少年ポイヤウンペの武勲・遍歴を物語る長編の英雄叙事詩をいう。広義には、自然神・人文神が来歴などを語...
サーバーのいぬたち【サーバーの犬たち】
《原題Thurber's Dogs》サーバーのエッセー集。1958年刊。生涯に40匹を超える犬を飼った著者の、犬にまつわるエッセーをまとめたもの。別邦題「サーバーのイヌ・いぬ・犬」。
あつし【厚司/厚子】
《アイヌ語から》 1 オヒョウなどの樹皮を細く裂いて織った布。また、その布で作ったアイヌの衣服。背・袖口・裾に独特の模様を刺繍する。 2 平織りまたは綾織りの厚い木綿織物。紺無地(こんむじ)、ま...
イナウ
《アイヌ語》アイヌの宗教儀礼に用いる木製の幣帛(へいはく)。皮を取り去った柳などの小枝を削りかけの状態にしたもので、捧げる神によって種々の形がある。イナオ。
さい‐こ【豺虎】
1 やまいぬと、とら。猛獣。 2 あらあらしく強い悪人をたとえていう語。