いりひ‐なす【入り日なす】
[枕]入り日のように、の意から、人の死をいう「隠(かく)る」にかかる。「—隠りにしかば」〈万・四六六〉
いり‐びたり【入(り)浸り】
いりびたること。「友人宅に—の毎日」
いり‐びた・る【入(り)浸る】
[動ラ五(四)] 1 長い時間水の中につかっている。 2 自宅以外の家・場所などにいつづける。「酒場に—・る」
いり‐びゃくしょう【入(り)百姓】
江戸時代、荒れ地などの多い村で、他村から移住させて耕作にあたらせた農民。→入(い)り小作
いり‐ふね【入(り)船】
港にはいってくる船。⇔出船(でふね)。
いり‐ほが【入り穿】
[名・形動ナリ] 1 和歌・俳諧などで、あまり技巧を加えすぎて味わいをそこなうこと。「初めの五文字いま少し—なるべし」〈ささめごと〉 2 詮索しすぎて真実から外れること。うがちすぎ。「其の臆測の...
いり‐ぼし【熬り干し】
小魚を塩水でゆでて干しあげたもの。熬り子。煮干し。
いり‐まい【入り米】
1 収入。実入り。いりまえ。「身の—は上田(じゃうでん)の田畠の世話をやきやめば」〈浄・宵庚申〉 2 失費。物いり。いりまえ。「この乳母が身の—はいとはぬが」〈浄・摂州渡辺橋供養〉
いり‐まい【入舞】
1 「入綾(いりあや)」に同じ。 2 物事の終わり。「東国、北国も乱れたり。…世既に至極せり。—にや」〈盛衰記・二八〉
いり‐まじ・る【入(り)交じる】
[動ラ五(四)]さまざまのものがまじり合う。「大小の粒が—・る」「喜びと悲しみの—・った感情」