いわ‐と【岩戸/石戸】
1 岩屋の入り口の堅固な岩の戸。「天の原—を開き」〈万・一六七〉 2 古代の墳墓の入り口の戸。「—割る手力(たぢから)もがも手弱き女(をみな)にしあればすべの知らなく」〈万・四一九〉
いわと‐かぐら【岩戸神楽】
1 民俗芸能の一。面をつけて神々に扮し、「岩戸隠れ」「大蛇退治」など神話に取材した所作を演じるもの。神代(じんだい)神楽。 2 歌舞伎下座音楽の一。太鼓・大太鼓・能管で奏し、荒事(あらごと)の出...
いわと‐がくれ【岩戸隠れ】
天照大神(あまてらすおおみかみ)が、弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴を怒って天(あま)の岩屋戸に隠れたため、天地が真っ暗になり昼がなくなったという神話。困りはてた神々が、祝詞や舞などで大神...
いわと‐けいき【岩戸景気】
昭和33年(1958)7月から、昭和36年(1961)12月まで、42か月間続いた景気拡大期の呼び名の一。神武景気を上回るところから、天の岩戸以来という意味で名づけられた。第四循環の拡張期に当た...
いわ‐とこ【石床/磐床】
平たい岩。床のような形の岩。また、それがある場所。「岩が根のこごしき道の—の根延(ねば)へる門(かど)に」〈万・三三二九〉
いわ‐とび【岩飛び】
1 高い岩の上から深い水中に飛び込むこと。また、それを見世物にする人。 2 日本水泳神伝流の飛び込み術の一。高い岩などの上から直立の姿勢で水面に直角に水に入る技。
いわとび‐ペンギン【岩飛びペンギン】
ペンギン科の鳥。全長約60センチ。目の上に黄色の飾り羽をもつ。フォークランド諸島など南半球の冷海で繁殖。急峻(きゅうしゅん)な岩場を飛びはねて移動する。
いわとやま‐こふん【岩戸山古墳】
福岡県八女(やめ)市吉田にある前方後円墳。全長約135メートル。多数の石人・石馬などが並べられていた。6世紀に大和朝廷に敵対した磐井(いわい)の墓と推定されている。→磐井の乱