おおて‐もん【大手門】
城の正門。⇔搦め手門。
おお‐てんじょう【大天井】
取引相場で、ある期間にいくつかできる高値の中で最も高い値段。「株価は—を付ける」→大底(おおぞこ)
おお‐で【大手】
肩から手の指先まで。「—を広げて道をふさぐ」
おお‐でき【大出来】
みごとな出来栄え。また、みごとにやってのけること。上出来。「この成績は新人にしては—だ」
おお‐でまり【大手鞠】
ヤブデマリの変種。落葉低木。葉は広卵形。初夏、白色の花が多数集まって球状に咲く。中性花のため、実はできない。庭園に植えられる。てまりばな。《季 夏》
おおでらがっこう【大寺学校】
久保田万太郎の戯曲。4幕。昭和2年(1927)発表。浅草の代用小学校が、明治末期の学制改廃という時代の推移の中で寂れていくようすを描く。
大手(おおで)を振(ふ)・る
あたりをはばからないで、いばって歩くようすをいう。「疑いが晴れ、—・って歩ける」 [補説]この句の場合、「大手」を「おおて」と読むのは誤り。
おお‐と【大門】
大きな海峡。「灯火(ともしび)の明石(あかし)—に入らむ日や漕ぎ別れなむ家のあたり見ず」〈万・二五四〉
おお‐ど【大戸】
《「おおと」とも》家の表口にある大きな戸。「—を閉める」
おおとうのみやあさひのよろい【大塔宮曦鎧】
浄瑠璃。時代物。五段。竹田出雲・松田和吉作。近松門左衛門添削。享保8年(1723)大坂竹本座初演。太平記の中の大塔宮の北条氏討伐と、斎藤一族の悲運を脚色。