かえる‐とび【蛙飛び/蛙跳び】
⇒馬飛び
かえる‐にょうぼう【蛙女房】
《蛙の目は上についているところから「目」を「妻(め)」に通わせて》夫より年上の妻。かわずにょうぼう。
かえるのおうさま【蛙の王様】
《原題、(ドイツ)Der Froschkönig》グリム童話の一。泉に鞠を落とした姫が、カエルにそれを拾ってもらう際に会食や同衾の約束をするが、果たさない。父王に咎められ嫌々ながら応じようとした...
蛙(かえる)の行列(ぎょうれつ)
《蛙があと足で立つと、後ろ向きになって前が見えないところから》向こう見ずなこと。また、そのような人々の集まり。
蛙(かえる)の子(こ)は蛙(かえる)
子は親のたどった道を歩むものだ、また、凡人の子は凡人にしかなれないものだ、の意。
蛙(かえる)の面(つら)に水(みず)
⇒蛙の面へ水
蛙(かえる)の面(つら)へ水(みず)
《蛙の顔に水をかけても平気なところから》どんな仕打ちにも少しも感じないこと。蛙の面に小便。
蛙(かえる)の頰冠(ほおかむり)
《蛙の目は上についているので、ほおかむりをすれば目が隠れてしまうところから》目先のきかないことのたとえ。
蛙(かえる)の目借(めか)り時(どき)
春、蛙が鳴くころの、すぐ眠くなる時期。蛙に目を借りられる意からとも、蛙が雌を求める「妻狩(めか)り」から転じたものともいう。《季 春》
蛙(かえる)は口(くち)ゆえ蛇(へび)に呑(の)まるる
《蛙は鳴くために蛇に見つけられ、のまれる意から》黙っていればよいのに、つまらぬことを言ったために身を滅ぼすことのたとえ。蛙は口から蛇に呑(の)まるる。