もと‐はず【本弭/本筈】
弓の下端の、弦輪のかかるとがった部分。→末弭(うらはず)
もの‐いり【物入り】
[名・形動]費用のかかること。また、そのさま。「今月は—なことが多い」
もと‐で【元手】
1 事業などを始めようとするときに必要な金銭。資金。「わずかな—で商売を始める」「—がかかる」 2 生活するためや利益を得るためのもとになるもの。資本。「からだが—の商売」
もちづき‐の【望月の】
[枕]満月の欠けたところのない意から、「湛(たたは)し」「たれる」「めずらし」にかかる。「—足(た)れる面わに花のごと笑みて立てれば」〈万・一八〇七〉
もちどり‐の【黐鳥の】
[枕]とりもちにかかった鳥が飛び立てないところから離れにくい意の「かからはし」にかかる。「—かからはしもよ行くへ知らねば」〈万・八〇〇〉
め‐もじ【目文字】
《「めみえ」の下を略し「文字」を添えたもの》お目にかかることをいう女性語。おめもじ。
め‐どおり【目通り】
1 身分の高い人にお目にかかること。拝謁。「—がかなう」→御目通(おめどお)り 2 目の前。面前。「庭籠鳥を—へ放ちける」〈浮・男色大鑑・三〉 3 目の高さ。「—より高く手をあげさせず」〈浮・二...
もの‐にくみ【物憎み】
にくみ嫌うこと。「かかる筋の—し給ひけり」〈源・浮舟〉
娘(むすめ)三人(さんにん)持(も)てば身代(しんだい)潰(つぶ)す
娘の嫁入りには多額の費用がかかることのたとえ。
むぎ‐ぼこり【麦埃】
麦打ちをするときに立つほこり。《季 夏》「—かかる童子の眠りかな/竜之介」