影身(かげみ)に添(そ)・う
影のようにいつも離れず付き添う。影と添う。「—・って世話をする」
かげ‐むしゃ【影武者/陰武者】
1 敵の目を欺くために、大将などと同じ服装をさせた身代わりの武者。 2 陰にあって、表面にいる人の働きを助ける人。または、表面の人を操る人。黒幕。 [補説]作品名別項。→影武者
かげむしゃ【影武者】
黒沢明監督・脚本による映画の題名。昭和55年(1980)公開。武田信玄の影武者となった男の数奇な運命を描く。出演、仲代達矢、山崎努、萩原健一ほか。カンヌ国際映画祭パルムドール、セザール賞最優秀外...
かげむしゃとくがわいえやす【影武者徳川家康】
隆慶一郎の長編の歴史小説。「静岡新聞」に連載されたのち、平成元年(1989)、上下2巻で刊行。関ヶ原で暗殺された徳川家康の影武者世良田二郎三郎が、家康になりすましたまま智将として生き抜いていく姿...
かげ‐め【陰妻】
「隠し女」に同じ。「さやうの生君達(なまきんだち)の—にて、益(やく)なし」〈狭衣・三〉
影(かげ)も形(かたち)もな・い
全く跡をとどめない。跡形もない。「古い家並みは取り壊されて—・い」
かげ‐もん【陰紋】
紋章の一。輪郭だけを線で表したもので、染め抜きにしたり縫い取りにしたりした紋。略礼装に用いる。裏紋(うらもん)。→日向紋(ひなたもん)
かげやま【景山】
姓氏の一。 [補説]「景山」姓の人物景山民夫(かげやまたみお)景山英子(かげやまひでこ)
か‐げゆ【勘解由】
「勘解由使」の略。
かげゆ‐し【勘解由使】
令外(りょうげ)の官の一。平安時代、国司などの官吏が交代するとき、新任者が無事に事務を引き継いだことを証明する解由状(げゆじょう)の審査にあたった職。平安末期には有名無実と化した。かんげゆし。