かさね‐ちゃわん【重ね茶碗】
茶の湯で、客が多人数の場合、2個の茶碗を重ねて持ち出し、濃茶または薄茶をたてる方式。
かさね‐つぎ【重ね継ぎ】
和裁で、縫っている途中で糸が終わったときの糸の継ぎ方。少し手前から縫い目を重ねて縫い継ぐこと。
かさね‐つぎて【重ね継(ぎ)手】
二つの部材の端を互いに重ねて結合する方式の継ぎ手。鉄筋コンクリート構造で多く用いられる。ラップジョイント。
かさね‐づま【重ね褄】
着物の褄をいく重にも重ねて着ること。着物を何枚も重ねて着ること。
かさね‐て【重ねて】
[副] 1 同じことを繰り返すさま。もう一度。再び。「—注意する」 2 この次。今後。「右の御算用は—きっと致さるるでござらうず。只今の代はりは持って参った」〈虎明狂・千鳥〉
かさね‐ぬい【重ね縫い】
2枚の布端を少し重ね、その中央を縫うこと。重ね接(は)ぎ。
かさね‐の‐いろめ【襲の色目】
平安時代以降、公家社会に行われた衣服の表地と裏地、また衣服を重ねて着たときの色の取り合わせの種目。男子では直衣(のうし)・狩衣(かりぎぬ)・下襲(したがさね)などの、女子では唐衣(からぎぬ)・袿...
かさね‐のみ【重ね飲み】
1 酒を立て続けに飲むこと。 2 酒気帯び運転などをした者が、飲酒量の特定をさまたげる目的で、その場でさらに酒を飲むこと。
かさね‐へんじ【重ね返事】
「はいはい」のように同じ言葉を繰り返した返事。
かさね‐もち【重ね餅】
1 大小二つ重ねにした餅。御供え。鏡餅。 2 相撲などで、双方が組み合ったまま、重なって倒れること。