くじら‐おび【鯨帯】
昼夜帯(ちゅうやおび)のこと。鯨の黒い背と白い腹の感じに似ているところからの名。
くじらがみ【鯨神】
宇能鴻一郎の短編小説。昭和36年(1961)発表。同年、第46回芥川賞受賞。昭和37年(1962)映画化。
くじら‐ざ【鯨座】
南天の大星座。12月中旬の午後8時ごろ南中する。明るい星はないが、長周期変光星のミラを含む。学名 (ラテン)Cetus
くじら‐ざし【鯨差(し)】
「鯨尺」に同じ。
くじら‐じゃく【鯨尺】
江戸時代から、反物を測るのに用いられてきた和裁用の物差し。曲尺(かねじゃく)の1尺2寸5分(約38センチ)を1尺としたもの。また、その長さ。もと鯨のひげで作られた。鯨差し。くじら。
くじら‐じる【鯨汁】
鯨の脂肪層の肉を入れて仕立てた味噌汁。すす払いの夜に食べるとされる。《季 冬》
くじら‐の‐たに【鯨の谷】
エジプトの化石地帯ワディ‐エル‐ヒータンの通称。
くじら‐とり【鯨取り】
鯨を捕らえること。また、それを職業とする人。捕鯨。いさなとり。
鯨(くじら)に鯱(しゃちほこ)
つきまとって害を与えることのたとえ。また、つきまとって離れないことのたとえ。
くじら‐のし【鯨熨斗】
鯨の筋肉を打ってのばし、乾燥させたもの。酢に漬けたり吸い物にしたりして食べる。福岡県博多の名産。