ほお‐あか【頰赤】
ホオジロ科の鳥。全長16センチくらい。全体に褐色で、ほおの部分が赤茶色。東アジアに分布。日本では山地の草原で繁殖する。しとど。《季 夏》
へら‐さぎ【篦鷺】
トキ科の鳥。全長86センチくらい。全身白色で、くちばしがへら状。ユーラシア大陸に分布。冬、主に九州に少数が渡来。近縁のクロツラヘラサギはまれな冬鳥。
べに‐ひわ【紅鶸】
アトリ科の鳥。全長13センチくらい。背面は褐色の縦斑があり、額が赤く、雄は胸も赤い。北半球北部で繁殖。日本では冬鳥。
ほしだから‐がい【星宝貝】
タカラガイ科の巻き貝。殻は卵球形で、殻高8センチくらい。背面は白地に黒褐色の斑点が散在し、腹面は白色。紀伊半島以南の暖海沿岸に分布。殻をカメオなどの材料にする。ほしだから。
へい‐ちゃら【平ちゃら】
[形動]《「平」は平気、「ちゃら」は冗談、でたらめなどの意》 1 ものともしないさま。気にかけないさま。平気。へっちゃら。「これくらいの雪は—だ」 2 たやすいさま。容易にできるさま。へっちゃら...
へいけ‐がに【平家蟹】
ヘイケガニ科の甲殻類。甲幅2センチくらい。甲は丸みを帯びた方形で、人面状の隆起がある。歩脚の後ろ二対は短くて背面にあり、これで貝殻を背負う。日本近海、特に瀬戸内海に多く、平家の亡霊が化したという...
へいけ‐ぼたる【平家蛍】
ホタル科の昆虫。ゲンジボタルより小形で体長8ミリくらい。体は黒色、胸部は赤橙色で黒い縦線があり、尾端に発光器をもつ。幼虫は水田・池などにすみ巻き貝のカワニナを食べ、6月ごろ成虫になる。
ぶんぶく‐ちゃがま【文福茶釜/分福茶釜】
《「ぶんぶく」は茶の沸き立つ音を擬して、それに当て字したもの》群馬県館林市の茂林寺に伝わる茶釜。伝説では、守鶴という老僧の愛用していた茶釜が、くんでもくんでも湯がなくならないので不思議がられて...
べっこう‐とんぼ【鼈甲蜻蛉】
トンボ科の昆虫。体長4センチくらい。体色は、羽化後は黄褐色、ついでオリーブ色に変じ、老熟すると茶褐色になる。4枚の翅(はね)のそれぞれ3か所にべっこう色の紋がある。低湿地の池沼にすむ。第二次大戦...
ふんけい‐の‐まじわり【刎頸の交わり】
《「史記」藺相如伝から》その友のためなら、たとえ首を切られても悔いないくらいの親しい交際。