ざ【挫】
[常用漢字] [音]ザ(慣) [訓]くじく くじける 1 くじいていためる。「挫傷/捻挫(ねんざ)」 2 途中でつまずく。くじける。「挫折/頓挫(とんざ)」
さい【摧】
[音]サイ(漢) [訓]くだく くだける くだく。くだける。「破摧」
さい【砕〔碎〕】
[常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) [訓]くだく くだける 1 くだく。くだける。「砕石・砕氷船/玉砕・撃砕・破砕・粉砕・粉骨砕身」 2 こまかい。「零砕」
さし‐か・ける【差(し)掛ける/指(し)掛ける】
[動カ下一][文]さしか・く[カ下二] 1 他のものを覆うように差し出す。「傘を—・ける」 2 (指し掛ける)将棋を指すのを一時休止する。 3 杯を差し出す。酒を勧める。「かはらけ—・けられなど...
さ・す【差す/注す/点す】
[動サ五(四)] 1 酒をすすめる。「杯を—・す」 2 ごく少量の液体をある部分にそそぎ入れる。「目薬を—・す」「ギヤに油を—・す」 3 液体をほかの液体や容器の中へ少し、または少しずつ加え入れ...
産(さん)を傾(かたむ)・ける
1 財産を失う。「日ごとの遊興で—・ける」 2 ある事に全財産を差し出す。「難民救済に—・ける」
ざ◦り
[連語]《係助詞「ぞ」に動詞「あり」が付いた「ぞあり」の音変化》(多くは「にざりける」の形で)指定・存在の意を強める意を表す。中古、和歌などに用いられた。「照る月の流るる見れば天の川出づるみなと...
避(さ)り敢(あ)え◦ず
さけることができない。「梓弓はるの山辺を越え来れば道も—◦ず花ぞ散りける」〈古今・春下〉
さ・る【避る】
[動ラ四] 1 避ける。よける。「和歌の髄脳、いと所せう、病—・るべき所多かりしかば」〈源・玉鬘〉 2 断る。辞退する。「かぐや姫なりとも、そこの思はむことは—・るべきやうなし」〈狭衣・一〉
さる‐が・う【猿楽ふ】
[動ハ四]《「さるごう(猿楽)」の動詞化》こっけいなことをする。ふざける。「—・ひ興じけるも」〈鶉衣・嘯花誄〉