こう‐ぼう【荒亡】
《「孟子」梁恵王下から》酒色などの楽しみにおぼれて、すさんだ生活をすること。「公然花柳界に—して」〈逍遥・当世書生気質〉
こう‐ぼう【香房】
本願寺で、奉仕の役僧が詰めている所。香部屋(こうべや)。
こう‐ぼう【香茅】
イネ科の多年草。草地に生え、高さ20〜40センチ。初夏、淡褐緑色の穂を円錐状につける。全体にかすかな香気がある。
こう‐ぼう【興亡】
おこることとほろびること。興廃。「帝国の—」
こう‐ぼう【公妨】
「公務執行妨害罪」を略した俗な言い方。
こうぼう‐しば【弘法芝】
カヤツリグサ科の多年草。海岸の砂地に生え、高さ6〜20センチ。夏、茎の上部に雄花を、下部に雌花を穂状につける。
こうぼう‐しみず【弘法清水】
弘法大師が諸国を巡ったとき、杖を突き立てた所にわき出たという井戸や泉。また、その説話。弘法水。
こうぼう‐だいし【弘法大師】
空海(くうかい)の諡号(しごう)。
興亡(こうぼう)恒(つね)な・し
国や民族などが興り栄えたかと思うと滅びてしまい、長くは続かないことをいう。
弘法(こうぼう)にも筆(ふで)の誤(あやま)り
弘法大師のような書の名人でも、書き損じることがある。その道に長じた人でも時には失敗をすることがあるというたとえ。猿も木から落ちる。