きわ‐ずみ【際墨】
額の形を美しくみせるために、髪の生え際を墨で縁どること。置き墨。「額はただ丸く、—こく」〈浮・一代男・三〉
きんしょうじょ【錦祥女】
浄瑠璃「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」中の人物。老一官(鄭芝竜(ていしりゅう))の娘で和藤内(わとうない)(鄭成功(ていせいこう))の異母姉。甘輝将軍の妻。
「錦祥女髷(わげ)」の略。
きん‐いん【金印】
1 黄金で作った印。古代中国では諸王・諸侯・御史大夫などが持っていた。 2 漢倭奴国王印(かんのわのなのこくおうのいん)のこと。
きん【欽】
[人名用漢字] [音]キン(漢) [訓]つつしむ 1 つつしみ敬う。「欽仰・欽羨(きんせん)・欽慕」 2 天子に関する物事に付けて敬意を示す語。「欽定・欽命」 [名のり]うや・こく・ただ・ひとし...
ぐだ‐ぐだ
[副](スル) 1 同じことを何度も繰り返したり、つまらないことを長々としつこくしゃべったりするさま。くどくど。くだくだ。「—(と)言い訳を続ける」 2 無気力でやる気のなさそうなさま。気分な...
ぐちゃ‐ぐちゃ
[副](スル) 1 水分を多く含んでやわらかくなったり形が崩れたりしているさま。また、そういうものをつぶしたり、まぜたりしたときの音を表す語。「—した雪どけ道」 2 愚痴や不満などをしつこく言...
きょう‐こく【頃刻】
しばらくの間。けいこく。「—に変化して百度戦ふと雖(いへど)も」〈太平記・四〉
くに‐の‐つかさ【国の司】
「国司(こくし)」に同じ。「—詣(まう)で訪(とぶら)ふにも、え起き上がり給はで」〈竹取〉
くに‐の‐みやつこ【国造】
《国の御奴(みやつこ)の意》大化の改新以前における世襲制の地方官。地方の豪族で、朝廷から任命されてその地方を統治した。大化の改新以後は廃止されたが、多くは郡司となってその国の神事もつかさどった。...
くに‐の‐はは【国の母】
皇后または皇太后のこと。国母(こくも)。「若君、—となり給ひて」〈源・若菜上〉