かん‐か【轗軻/坎坷/坎軻】
《車が思うように進まない意》世間に認められないこと。志を得ないこと。「—不遇」「妾等、何ぞ独り—臲(げっこつ)、浮世の憂苦厄運に縛せられ」〈東海散士・佳人之奇遇〉
かん‐がらす【寒烏】
冬の烏。寒鴉(かんあ)。ふゆがらす。《季 冬》「貧かこつ隣同士の—/子規」
かわ‐うそ【川獺/獺】
イタチ科の哺乳類。体長約70センチ、尾長約50センチ。川や湖の近くにすみ、体は流線形をなし、上面が暗褐色、下面が淡褐色。尾は基部が太く、指の間に水かきがある。巣穴は乾いた陸上にあるが、主に水中で...
き【杵】
きね。「此の粉舂(こつき)の女ども、此の音を聞きて、—と云ふ物を提(ひさげ)て」〈今昔・二六・二三〉
カリエス【(ドイツ)Karies】
骨が壊疽(えそ)を起こして崩壊していく疾患。結核菌による脊椎カリエスが代表的。骨瘍(こつよう)。骨疽(こっそ)。
カラベラ‐どうくつ【カラベラ洞窟】
《Kalabera Cave》マリアナ諸島、サイパン島北部にある洞窟。スペイン統治時代、先住民の監獄として使われた。カラベラはチャモロ語で骸骨(がいこつ)の意で、内部に遺骨が残っていたことからの...
かり‐ごろも【狩衣】
[名]狩りのときの服。かりぎぬ。「秋の野の露わけきたる—葎(むぐら)しげれる宿にかこつな」〈源・手習〉 [枕]「裁つ」「着る」「掛く」「裾」「紐(ひも)」の縁から、あるいは乱れたり傷んだりす...
かりょうびん【迦陵頻】
「迦陵頻伽(かりょうびんが)」の略。 雅楽の舞曲。林邑楽(りんゆうがく)系の唐種。壱越(いちこつ)調で古楽の中曲。四人の童舞。仏教の法会などで、童舞の胡蝶楽(こちょうらく)を番舞(つがいまい...
かんすいらく【酣酔楽】
雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(こまいちこつ)調の中曲。元来は舞曲であったが、近世になって舞も楽も廃絶。
キール【keel】
船の竜骨(りゅうこつ)。