言承(ことう)け良(よ)しの異見(いけん)聞(き)かず
よい返事をするが、実際は他人の意見を聞き入れないという意。
こと‐うた【琴歌/箏歌】
1 琴に合わせてうたう歌。 2 歌舞伎下座音楽の一。1の感じを取り入れたもので、時代物の御殿の場の幕開きなどに用いる。普通は三味線を伴奏とする。
ことう‐やき【湖東焼】
琵琶湖東岸の滋賀県彦根市付近で焼成された陶磁器。井伊家の藩窯となったが、文久2年(1862)廃窯。広義には明治28年(1895)まで同地方で焼かれたものも含む。
こと‐うら【琴占】
古代の占いの一。琴を弾いて神霊を迎え、神がかりした人の口から出る託宣によって吉凶を占った。後世は、琴の代わりに琴板(こといた)を笏(しゃく)でたたいて占った。→琴板
こと‐うるわ・し【言美はし】
[形シク]言葉遣いがきちんとしていて、端正である。「若くかたちよき人の—・しきは忘れがたく」〈徒然・二三三〉
こと‐うるわ・し【事美はし】
[形シク]物事のようすがきちんとしていて、端正である。「狩衣(かりぎぬ)に青袴きたるが、いと—・しく」〈宇治拾遺・一四〉