こと‐づかり【言付かり/託かり】
ことづかること。また、ことづかったもの。「—の品」
ことづかり‐もの【言付かり物】
ことづかったもの。
こと‐づか・る【言付かる/託かる】
[動ラ五(四)]伝言したり、品物などを渡したりすることを、人から頼まれる。言いつかる。ことづけられる。「父への手紙を—・る」「帰社が遅くなると同僚から—・った」
こと‐づけ【言付け/託け】
1 人に頼んで言葉を取り次いでもらうこと。また、その言葉。伝言。ことづて。「—を頼まれる」 2 かこつけること。口実。「つきづきしき—ども作りいでて」〈源・真木柱〉
こと‐づ・ける【言付ける/託ける】
[動カ下一][文]ことづ・く[カ下二] 1 人に頼んで伝言や品物を取り次いでもらう。「明日来るように—・ける」「手紙を添えて新築祝いを—・ける」 2 かこつける。口実にする。「なやましきに—・け...
こと‐づ・つ【言伝つ】
[動タ下二]《「ことつつ」とも》ことづけをする。伝言する。「北へゆく雁(かり)のつばさに—・てよ雲のうは書きかき絶えずして」〈新古今・離別〉
こと‐づて【言伝】
《古くは「ことつて」》 1 伝えたい言葉を他の人に取り次いでもらうこと。また、その言葉。伝言。ことづけ。「明日来るようにと—をする」 2 間接に人から伝え聞くこと。また、伝え聞いた話。伝聞。「—...
こと‐づめ【琴爪/箏爪】
箏(こと)を弾くときに指にはめる爪形のもの。象牙・獣骨・竹などで作り、右手の親指・人さし指・中指にはめる。生田流では角爪(かくづめ)、山田流では丸爪を用いる。ことづま。つめ。