ことばのうみをゆく【ことばの海をゆく】
国語学者、辞書編纂者の見坊豪紀によるエッセー。現代の日本語の変化について、長年にわたって新聞・雑誌・単行本から採集した豊富な用例とともに綴る。昭和51年(1976)刊行。
ことばのおだまき【詞の緒環】
江戸後期の国語学書。2巻。林国雄著。天保9年(1838)刊。本居宣長著「詞の玉緒(たまのお)」などの補正と、「てにをは」などの研究を収録し、初めて下一段活用を立てた。
ことばのかげのじゆう【言葉のかげの自由】
《原題、(スペイン)Libertad bajo palabra》メキシコの詩人・批評家、パスの初期詩集。1949年刊。再編纂された版が1960年に刊行されている。別邦題「言葉の下の自由」。
ことばのかよいじ【詞通路】
江戸後期の語学書。3巻。本居春庭(もとおりはるにわ)著。文政11年(1828)成立。動詞の自他の区別、掛け詞、動詞の語尾の延言・約音、語句の係り受けなどを説明したもの。
ことばのくずかご
国語学者、辞書編纂者の見坊豪紀によるエッセー。珍語・新語・流行語をはじめ、現代語用例収集の一端を紹介する。「言語生活」誌に連載ののち、昭和54年(1979)刊行。
ことば‐の‐さき【言葉の先】
言い出し、または、言い続けようとする言葉の出はな。「相手の言わんとした—を取る」
言葉(ことば)の先(さき)を折(お)・る
口出しをして、人の話をさえぎる。「御用意よくば早お立ちと、申す言葉の先折って、輝国殿、何おっしゃる」〈浄・手習鑑〉
ことば‐の‐サラダ【言葉のサラダ】
⇒ワードサラダ1
言葉(ことば)の下(した)から
言い終わるか終わらないうち。言下に。「謝る—もう怒らせるようなことを言う」
ことば‐の‐すえ【言葉の末】
口走ったちょっとした言葉。言葉じり。「常世が—、まことか偽りか知らんためなり」〈謡・鉢木〉