つち‐くれ【土塊/塊】
土のかたまり。また、土のこと。
つちくれ‐ばと【土塊鳩】
キジバトの別名。
つち‐ぐも【土蜘蛛】
1 ジグモの別名。 2 古代、大和朝廷の命に従わず、異民族視された辺境の民の称。 [補説]曲名別項。→土蜘蛛
つちぐも【土蜘蛛/土蜘】
謡曲。五番目物。僧に化けた土蜘蛛が病中の源頼光を襲うが、刀で切りつけられ、姿を消す。頼光の家臣があとを追い、葛城山で退治する。 歌舞伎舞踊。長唄。河竹黙阿弥作詞、3世杵屋正次郎作曲。明治14...
つち‐ぐら【土倉/窖】
1 穀物などを保存するために地下に穴を掘ってつくった倉。あなぐら。 2 土で塗った倉。土蔵(どぞう)。
つち‐ぐり【土栗】
ディプロキスティス科のキノコ。夏から秋に山野に生える。初めは灰褐色の球形で、熟すと厚い外皮が星形に裂け、胞子の入った丸い袋が現れる。外皮は湿気を含むと反って開き、乾くと袋を巻いて押し、胞子が放出...
つち‐ぐるま【土車】
土を運搬する二輪車。
つちぐるま【土車】
謡曲。四番目物。観世・喜多流。世阿弥作。出家した主人深草少将の幼君を土車に乗せた小次郎が、尋ねる主人と善光寺で巡り合う。
つち‐ぐるま【槌車】
紋所の名。輪のない車の輻(や)の端に槌をつけたもの。
つち‐け【土気】
1 土のようす。湿り気や土くささなど。 2 いなかくさいようす。洗練されていないようす。「売られ買はれて北国の—の賤(しづ)の里なれど」〈浄・反魂香〉