さいぼう‐うんどう【細胞運動】
細胞の示す運動の総称。アメーバ運動、繊毛運動、鞭毛(べんもう)運動、原形質流動や、平滑筋・横紋筋の収縮運動など。
さいぼう‐えき【細胞液】
植物細胞の液胞をみたしている液。塩類・糖・有機酸のほか色素・タンニン・アルカロイドなどが溶けており、ふつう弱酸性を呈する。
さいぼう‐かく【細胞核】
真核細胞にふつう1個ある球形の構造物。核膜に包まれ、核液、染色質、1ないし数個の仁(じん)からなる。細胞分裂のさいには核膜と仁が消失し、染色質は染色糸の状態を経て染色体になる。核。
さいぼう‐かぶ【細胞株】
生体から単離した細胞や、遺伝子などに何らかの手を加えた細胞が、一定の性質を保ったまま、長期間にわたって安定的に増殖・培養できる状態になったもの。
さいぼう‐かんきし【細胞間期死】
⇒間期死
さいぼう‐かんげき【細胞間隙】
植物の組織を構成する細胞と細胞との間に、成長に伴ってできるすきま。葉の海綿状組織、水生植物の葉柄の通気組織などにみられる。
さいぼうかん‐そう【細胞間層】
植物の組織において、細胞壁が隣接する層。細胞外に存在し、ペクチンを主成分とする。中葉。中層。
さいぼうかん‐ぶっしつ【細胞間物質】
主に動物の組織において、細胞と細胞との間をみたす物質。細胞をつなぐ役をする。
さいぼうがい‐えき【細胞外液】
体液のうち細胞の外側にあるものをいう。間質液・血漿・リンパ・脳脊髄液などの総称。ナトリウムを多く含む。→細胞内液
さいぼうがい‐きしつ【細胞外基質】
生体を構成する体細胞の外側にある線維状や網目状の構造体。動物の場合、コラーゲン・ヒアルロン酸・プロテオグリカンなどが主な成分。細胞と細胞の間を満たし、生体組織を支持するだけでなく、細胞の増殖・分...