さいぼうしつ‐いでん【細胞質遺伝】
細胞質に存在する遺伝因子(核外遺伝子)によって、親の形質が子に伝わること。母性遺伝の一つ。受精の際に精子の細胞質はほとんど失われるため、母親の形質だけが遺伝する。原因となる遺伝子は、細胞核ではな...
さいぼう‐しゅうき【細胞周期】
細胞分裂で生じた細胞(娘細胞)が母細胞となり、再び細胞分裂するまでの過程。分裂周期。 [補説]細胞の核内でDNA合成の準備が行われるG1期、DNA合成が起こるS期、細胞分裂の準備が行われるG2期...
さいぼうしょうがい‐せい【細胞障害性】
⇒細胞毒性
さいぼう‐しょうきかん【細胞小器官】
細胞内にある、原形質の一部が特殊に分化した構造物の総称。核・ミトコンドリア・小胞体・ゴルジ体など。オルガネラ。細胞内小器官。
さいぼう‐しん【細胞診】
癌(がん)細胞などを発見するため、喀痰(かくたん)・胃液などの組織分泌物を顕微鏡で検査して行う診断法。
さいぼう‐シート【細胞シート】
患者自身の組織から採取した細胞を培養し、シート状にしたもの。シートの細胞から分泌されたサイトカインが、毛細血管や骨の形成を促進し、弱った細胞の活性化を図る。また、自身の細胞のため、拒否反応が起こ...
さいぼう‐スフェロイド【細胞スフェロイド】
《cellular spheroid》⇒細胞凝集塊
さいぼうせい‐ねんきん【細胞性粘菌】
アメーバ運動する動物的な相と胞子を形成する子実体を、その生活環にもつ菌類。タマホコリカビ類とアクラシア類が知られる。
さいぼう‐せいぶつがく【細胞生物学】
細胞の機能を中心に、生命現象を解明する現代生物学の一分野。かつて細胞の形態と構造に主眼を置いた細胞学に対し、より広範な生命現象を対象とする。
さいぼうせい‐めんえき【細胞性免疫】
体内に抗原が入ると、主にT細胞が増殖・活性化されて直接に抗原と特異的に反応する免疫。癌(がん)細胞の溶解、臓器移植の拒絶反応など。→液性免疫