さか‐ずき【杯/盃/坏】
《「酒(さか)杯(つき)」の意》 1 酒を飲むのに使う小さな器。多く、口が朝顔形に開いたものをいう。「—を酌み交わす」「—を干す」 2 「杯事(さかずきごと)2」に同じ。「親分子分の—を取り交わ...
さかずき‐あらい【杯洗い】
「杯洗(はいせん)」に同じ。
さかずき‐おや【杯親】
婚姻の際、新夫婦の後見人として仮の親子関係を結んだ親。仲人親(なこうどおや)。
さかずき‐ごと【杯事】
1 杯を交わして酒を飲むこと。酒盛り。酒宴。 2 夫婦・親分子分・兄弟分などの関係を結ぶことを誓って、同じ杯で酒を飲むこと。「新郎新婦の—」
さかずき‐ごま【杯独楽】
杯の形をした独楽。
さかずき‐だい【杯台】
杯をのせて客に勧める台。杯の皿。
さかずき‐ながし【杯流し】
杯を水の流れに浮かべて興じる遊び。
杯(さかずき)を返(かえ)・す
1 受けた杯につがれた酒を飲み干し、その杯を相手に返して酒をつぐ。返杯する。 2 子分が親分に対して、縁を切る。
杯(さかずき)を重(かさ)・ねる
続けて何杯も酒を飲む。グラスを重ねる。「長十郎は微笑を含んで、心地よげに—・ねた」〈鴎外・阿部一族〉
杯(さかずき)を◦する
誓い・約束・別れなどのしるしに杯を取り交わす。「祝言の—◦する」