さやぎ
さやぐこと。さやぐ音。「風の—」
さ‐やく【鎖鑰】
1 錠と鍵。また、戸締まり。「密房に入り、—を施し」〈中村訳・西国立志編〉 2 外敵の侵入を防ぐ重要な場所。要所。
さや‐ぐち【鞘口】
1 刀の鞘の刀身を入れる口。鯉口(こいぐち)。 2 本心を隠した、うわべだけの口上。「上は立派な—に、へらを使うて」〈浄・五枚羽子板〉
さや・ぐ
[動ガ五(四)]《「さや」の動詞化》 1 ざわざわと音を立てる。ざわめく。「木の葉が—・ぐ」 2 騒ぐ。不穏なようすになる。「水穂の国はいたく—・ぎてありなり」〈記・上〉 「世ノ中ガ—・グ」〈和...
さや‐ぐみ【鞘組】
土蔵などの屋根の上に、防火・断熱のためにさらに葺(ふ)く合掌組の屋根のこと。
さや‐け・し【明けし/清けし】
[形ク] 1 光がさえて明るい。「—・き月影に見ゆるようなる琵琶の音の澄みわたるを」〈木下尚江・良人の自白〉 「ぬばたまの夜渡る月の—・くはよく見てましを君が姿を」〈万・三〇〇七〉 2 音・声が...
さや‐さや
[副]薄いものが軽く触れ合って鳴る音を表す語。「篠竹(しのだけ)が風に—(と)鳴る」
さや‐し【鞘師】
刀の鞘を作る職人。
さや‐じ【佐屋路】
東海道の脇街道の一。七里の渡しの別ルートで、熱田から万場(まんば)・佐屋を経て木曽川を舟で下り、桑名に出る道。
さや‐じり【鞘尻】
刀の鞘の末端。鐺(こじり)。