すさまじ・い【凄まじい】
[形][文]すさま・じ[シク]《動詞「すさ(荒)む」の形容詞化。古くは「すさまし」とも》 1 程度がはなはだしいさま。 ㋐恐ろしい。ものすごい。「—・い形相」「—・い台風のつめあと」 ㋑驚くほど...
すべり・でる【滑り出る】
[動ダ下一] 1 すべるようにして外に抜け出す。「布団の外に—・でる」 2 そっと座をはずす。「こっそり起上(たちあが)って坐舗(ざしき)を—・出ようとして」〈二葉亭・浮雲〉
宿世(すくせ)拙(つたな)・し
宿縁がよくない。ふしあわせな運に生まれついている。「かかる君につかうまつらで、—・く悲しきこと」〈伊勢・六五〉
すきずき・し【好き好きし】
[形シク] 1 いかにも風流である。また、物好きである。「—・しく、あはれなる事どもなり」〈宇治拾遺・三〉 2 色好みめいて見える。好色らしい。「昔より—・しき御心にて、なほざりに通ひ給ひける所...
す‐ごし【簾越し】
すだれごし。「荒かりし浪の心はつらけれど—によせし声ぞ恋しき」〈後撰・恋三〉
すさび【荒び/進び/遊び】
1 興にまかせてすること。慰みごと。「筆の—」 2 成り行きにまかせること。「すきずきしき心の—にて、人のありさまをあまた見合はせむの好みならねど」〈源・帚木〉
すな‐ご【砂子】
1 砂。いさご。まさご。 2 金銀の箔を細かい粉にしたもの。蒔絵(まきえ)・色紙(しきし)・襖紙(ふすまがみ)などの装飾に用いる。
すみ【隅/角】
1 囲まれた区域のかど。「部屋の四—」「書類の—を綴じる」 2 中央でない所。端の方や奥の方。また、目立たない所。「—で小さくなる」「頭の—で考える」 3 「隅の折敷(おしき)」の略。 4 「角...
せい‐と【星斗】
星。星辰(せいしん)。「自分は—賑しき空をば遠く仰ぎながら」〈荷風・ふらんす物語〉
せい‐ぎょ【制御/制禦/制馭】
[名](スル) 1 相手を押さえて自分の思うように動かすこと。「欲望を—しきれない」 2 機械・化学反応・電子回路などを目的の状態にするために適当な操作・調整をすること。「運転を自動的に—するシ...