したひ
《動詞「したふ」の連用形から》紅葉すること。また、その葉。「秋山の—が下に鳴く鳥の声だに聞かば何か嘆かむ」〈万・二二三九〉
した‐び【下樋】
《「したひ」とも》 1 地中に埋設して水を通す樋(とい)。うずみひ。「あしひきの山田を作り山高み—を走(わし)せ」〈記・下・歌謡〉 2 琴の胴の表板と裏板との間の空洞になった部分。「琴取れば嘆き...
した‐ひげ【下鬚】
口の下に生えるひげ。
した‐ひも【下紐】
1 「下帯2」に同じ。 2 《古くは「したびも」》下裳(したも)・下袴(したばかま)などの紐。下結(したゆ)う紐。「君に恋ひうらぶれ居れば悔しくもわが—の結ふ手いたづらに」〈万・二四〇九〉 3 ...
下紐(したひも)解(と)・く
(「解く」が四段活用の場合)《下紐を解いて衣服を脱ぐ意から》男女が共寝をする。「われならで—・くな朝顔の夕影またぬ花にはありとも」〈伊勢・三七〉 (「解く」が下二段活用の場合) 1 下紐が解...
したひも‐の【下紐の】
[枕]《「したびもの」とも》「した」にかかる。「—下ゆ恋ふるに月そ経にける」〈万・三七〇八〉