しらす‐うなぎ【白子鰻】
春先に海から川に入るウナギの幼魚。体は5センチ前後で細くて透明。はりうなぎ。
しらすか【白須賀】
静岡県西端、湖西市の地名。もと東海道の宿駅で、遠州灘を望む汐見坂がある。
しら‐すげ【白菅】
カヤツリグサ科の多年草。湿った林に生え、高さ30〜60センチ。地上茎は三角柱で、白みを帯びた葉をつける。夏、茎の頂に淡緑色の雄花の穂を、その下に数個の雌花の穂をつける。
しらすげ‐の【白菅の】
[枕]スゲの名所である「真野(まの)」に掛かる。「—真野の榛原(はりはら)手折りて行かむ」〈万・二八〇〉
しらす‐だいち【白砂台地】
《多く「シラス台地」と書く》九州南部、鹿児島県を中心に分布する、しらすでおおわれた台地。台地上には、霧島山、桜島などからの火山灰が厚さ数メートル堆積している。
しら‐すな【白砂】
白い砂。はくさ。
しらすな‐やま【白砂山】
群馬・新潟・長野の県境にある山。三国山脈の最高峰。標高2140メートル。東は三国峠、西は志賀高原、北は佐武流(さぶる)山(標高2192メートル)に続く。しろすなやま。
しらす‐ばしご【白洲梯子】
能舞台で、正面にある三段の階段。江戸時代、当日の奉行が役者に開演を命じたり、見物の大名から役者に褒美を渡したりするときなどに用いた。きざはし。
しらす‐ぼし【白子干し/白子乾し】
主にカタクチイワシの稚魚を塩ゆでにして干した食品。《季 春》
しら‐すり【白磨り】
白くみがくこと。「三十六差いたる—の銀筈(しろがねはず)の大中黒の矢に」〈太平記・六〉