酸(す)いも甘(あま)いも噛(か)み分(わ)・ける
人生経験が豊かで人の心の機微や世間の事情によく通じている。酸いも甘いも知っている。 [補説]「酸いも甘いも嗅(か)ぎ分ける」とするのは誤り。
すい‐もう【吹毛】
1 《毛を吹き分けて隠れた疵(きず)を探す意から》無理に人の欠点を探すこと。あらさがし。→毛を吹いて疵(きず)を求む 2 吹きかけた毛も断ち切るほどの、よく切れる剣。「—の剣」
すい‐もう【衰耄】
[名](スル)年をとって衰えること。老いぼれること。すいぼう。「愛欲のために—したような甥の姿が」〈藤村・家〉
すい‐もじ【推文字】
《「推量」「推察」の女性語》おしはかること。すもじ。「これにて御(ご)—さ」〈滑・浮世風呂・三〉
すい‐もの【吸(い)物】
日本料理で、汁を主体にした汁物の一種。一般にはすまし汁をいう。
すいもの‐ぜん【吸(い)物膳】
吸い物椀(わん)をのせて客に出す膳。
すいもの‐わん【吸(い)物椀】
吸い物を盛る椀。普通の椀よりも浅く、口径が大きい。
すい‐もん【水門】
湖沼・貯水池・水路などで、水量調節・取水・排水・船運のため、必要に応じて開閉できるようにした門・扉などの構造物。→樋門(ひもん)
すい‐もん【水紋】
水面に起こる波紋。また、それに似た模様。「—をかたどる」
すい‐もん【推問】
[名](スル)問いただすこと。取り調べること。「なせし悪事を—あれど」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉