たち‐は【立(ち)葉】
蓮(はす)の葉や木の葉などの、1本の茎に支えられて立っているもの。「浮葉に露の玉動(ゆら)ぎ—に風の軟吹(そよふ)ける」〈露伴・五重塔〉
たち‐は【立ち端/起ち端】
1 立つべき機会。また、立ち去るしおどき。「殊のほかの大酒にて、—を忘れて候」〈伽・猿源氏〉 2 立つべき場所。「下駄が重なり合って足の—がねえだ」〈滑・浮世風呂・三〉
たち‐はき【帯刀/授刀】
1 太刀を帯びること。また、その人。 2 「帯刀の舎人(とねり)」の略。 3 「帯刀の役」の略。 4 ナタマメの別名。
たちはき‐せんじょう【帯刀先生】
帯刀の舎人(とねり)2の長。帯刀の長(おさ)。
たちはき‐の‐じん【帯刀の陣】
東宮坊の帯刀の舎人(とねり)の詰め所。
たちはき‐の‐とねり【帯刀の舎人】
1 武器を帯びて、主に天皇の身辺および宮中の警衛に当たった下級官人。近衛舎人の前身。また、近衛舎人をも称した。たてわき。 2 東宮坊の舎人のうち、武器を帯びて東宮の身辺および御所の警備に当たった...
たちはき‐の‐やく【帯刀の役】
鎌倉・室町幕府の職名。将軍の参内・社参などのときに、太刀を帯びて供をした役。
たち‐はし・る【立ち走る】
[動ラ四]《「たちばしる」とも》 1 立って走っていく。また、走り回る。「—・り叫び袖振りこいまろび」〈万・一七四〇〉 2 こまめに働く。「よめの発明者臥具とり片づけて、御手水(おてうづ)御膳よ...
たち‐はたら・く【立(ち)働く】
[動カ五(四)]こまめに動き回って働く。「朝からまめまめしく—・く」
たち‐はだか・る【立ちはだかる】
[動ラ五(四)] 1 手足を広げて、行く手をさえぎるように立つ。立ちふさがって、さえぎる。「出口に—・る」 2 大きな障害が行く手にあって邪魔をする。「険しい山が前方に—・る」「将来に—・る大きな壁」