たち‐ずみ【立(ち)炭】
三炭(さんたん)の一。夜咄(よばなし)の茶事で、ひと通りの茶事が終わったあと、客をもう少しひきとめる意味で、亭主が炉に二つ三つの炭をつぎたすこと。これを機会に客は席を立つ。止め炭。
たち‐せき【立(ち)席】
1 劇場やホールなどで、立ったまま観覧する場所。立ち見席。 2 座席指定の乗り物に、座る席がない状態で乗ること。また、その場所。
たち‐そ・う【立(ち)添う】
[動ワ五(ハ四)] 1 離れないでそばにいる。よりそう。つきそう。「恋人の影も—・う」〈鏡花・歌行灯〉 2 ある状態に他のものが付け加わる。「御匂の—・ひたれば」〈源・蛍〉 3 人のあとを追って...
たちそば‐の【立ち柧棱の】
[枕]ソバノキの実が小さく少ないところから、「実のなけく」にかかる。「肴(な)乞(こ)はさば—実のなけくを」〈記・中・歌謡〉
たち‐た・つ【立ち立つ】
[動タ四]あちこちで一面に立つ。次々に飛び立つ。「国原は煙(けぶり)—・つ海原(うなはら)はかまめ—・つ」〈万・二〉
たち‐だい【裁(ち)台】
布地の裁断に用いる台。
たち‐ちゃばん【立(ち)茶番】
かつら・衣装をつけ、化粧をして芝居をもじったこっけいなしぐさをする素人演芸。茶番狂言。口上茶番に対していう。→茶番2
たち‐ぢしゃ【立萵苣】
チシャの栽培品種。葉は長楕円形で、直立し、半結球状。コスレタス。ロメインレタス。
たちっ‐ぱなし【立ちっ放し】
立ったままでいること。「—で待ち続けた」
たち‐つかい【太刀遣い】
《「たちづかい」とも》 1 刀をつかうこと。また、そのつかい方。 2 刀のつかい方がじょうずな人。太刀さばきのうまい人。