い‐あわ・せる【居合(わ)せる】
[動サ下一][文]ゐあは・す[サ下二]ちょうどその場にいる。「たまたま事故現場に—・せる」
けい‐がい【傾蓋】
たまたま会うこと。また、ちょっと会っただけで、親しくなること。「拙者一見手を握て殆ど—の想をなしました」〈津田仙・明六雑誌四一〉 [補説]孔子が、道で偶然に出会った程子と、車のきぬがさ(蓋)を傾...
けん【賢】
[名・形動ナリ] 1 かしこいこと。学徳のすぐれていること。また、そういう人や、そのさま。「至りて愚かなる人は、たまたま—なる人を見て、これを憎む」〈徒然・八五〉 2 濁酒。清酒を「聖」というの...
はり‐こみ【張(り)込み】
1 (「貼り込み」とも書く)台紙などにはりつけること。また、そのもの。 2 ある場所に待機して見張ること。「—の刑事」 3 一つの事に力を入れること。また、思い切って金を使うこと。 4 高圧的な...
とおり‐すがり【通りすがり】
たまたまそこを通ること。通りがかり。「—のタクシー」
なま‐ものしり【生物知り】
《「なまものじり」とも》いいかげんの知識しかないのに物知り顔をすること。また、その人。「世間の—がたまたま事のなりゆきを見て」〈谷崎・盲目物語〉
とおり‐すが・る【通りすがる】
[動ラ五(四)]たまたま来かかって、そこを通る。「映画館の前を—・る」
認識(にんしき)なき過失(かしつ)
過失のうち、行為者が、罪になるような結果の発生を認識しないで行為し、たまたま結果の発生を招くことになった場合をいう。
とおり‐あわ・せる【通り合(わ)せる】
[動サ下一][文]とほりあは・す[サ下二]たまたまその場所を通る。「事故現場に—・せる」
はつ‐そら【初空】
《「はつぞら」とも》 1 元日の空。《季 新年》「—のたまたま月をのこしけり/万太郎」 2 初めてその季節らしく感じられる空。「ほととぎす—、卯月一日は衣がへとて」〈浮・永代蔵・一〉