たわら【俵】
姓氏の一。 [補説]「俵」姓の人物俵国一(たわらくにいち)俵藤太(たわらとうた)
たわら‐がえり【俵返り】
玩具の一。紙で作った俵状のものに土のおもりを入れ、起きあがり小法師(こぼし)のようにしたもの。
たわら‐ぐみ【俵茱萸】
トウグミの別名。
たわら‐ご【俵子】
ナマコの別名。
たわら‐ごし【俵腰】
俵のように太い腰。「庄野のふとのお米が—に食ひついて」〈浄・丹波与作〉
たわら‐ぜめ【俵責め】
江戸時代の拷問の一。俵に詰めて首だけ出し、山積みにしてむち打ったもの。キリシタンを改宗させるために用いたといわれる。
たわら‐ぼうし【俵法師】
桟俵(さんだわら)を擬人的にいう語。さんだらぼっち。
たわら‐むかえ【俵迎え】
奈良周辺で、正月三が日に吉野の人が大黒天など福の神の像を印刷した札を売り歩くのを買って祝った風習。
たわら‐めぬき【俵目貫】
太刀の柄(つか)の鮫皮(さめがわ)の上に打つ、装飾性の高い目貫。鋲頭(びょうがしら)が俵の形に似るのでいう。俵鋲(たわらびょう)。
たわら‐もの【俵物】
1 俵に入れてあるもの。米穀や海産物など。 2 江戸時代の長崎貿易で、輸出品であった水産物のうち煎海鼠(いりなまこ)と乾鮑(ほしあわび)の2品をいう。のち、鱶鰭(ふかのひれ)を加えて3品とした。...