きわ‐だけ・し【際剛し/際猛し】
[形ク]きわだって気が強い。また、一本気である。「極(いみ)じくきびしく—・くぞ坐(いま)すかりける」〈今昔・一九・一〇〉
ぐ‐あん【愚案】
1 おろかな考え。ばかげた意見。 2 自分の考えをへりくだっていう語。愚見。
けざ‐けざ
[副]《「けさけさ」とも》際だって、はっきりしているさま。はっきり。くっきり。「にぶ色の袿(うちぎ)に—と見えたる、絵にかきたるやうにめでたければ」〈浜松・四〉
ぐ‐とく【愚禿】
《頭を剃った、おろか者の意から》僧が自分をへりくだっていう語。特に、親鸞(しんらん)が自称に用いた。
ぐ‐てい【愚弟】
自分の弟をへりくだっていう語。
ぐ‐ひつ【愚筆】
へたな筆跡。自分の書いた文字や文章などをへりくだっていう語。
ぐ‐ちゅう【愚衷】
自分の真心をへりくだっていう語。「区々の—を遖(あわ)れ瞭察在(あら)せられ」〈染崎延房・近世紀聞〉
くち‐よごし【口汚し】
飲食物が少量なため、口を汚す程度で、満腹しないこと。人に料理を勧めるとき、へりくだっていう語。「ほんのお—ですが」
くち‐へんとう【口返答】
[名](スル)「口答え」に同じ。「昔は亭主に—なんかした女は、一人もなかったんだって云うが」〈漱石・吾輩は猫である〉
ぐ‐ふ【愚父】
自分の父をへりくだっていう語。